3年後の空港の変わりよう
実家に着いて数日が経ったところですが、
今日はメキシコの家を立った日の事を紹介します。
数日雨が続いていたので天気が悪くて旅行に差し支える事が
出るかもと心配していたのですが案の定晴れ。
でもすぐに何か嫌な雰囲気が。。
最初の飛行機は30分遅れで出発
途中はまあまあでしたが
あじゃ~👀 メキシコシティに近づくにつれて黒い雲が一杯に
そして降下し始めたらまた上昇を何回も繰り返していました。
アナウンスがあって”降りる事が出来ない”との事。
天候のためか他の理由でなのかは分からずでしたが
やっとメキシコ空港に着陸。
よく考えたらこれで良かったのかもですが元々の待ち時間は
5時間以上あったので('Д')1時間ほど減っても
長い待ち時間、しばし外の空気を吸いに。
向かいに見える植物、まずは
ナナカマド?それともナンテン、ピラカンサそれとも
イヌザンショウ?ヤマザンショウ?
↓
yokoblueplanetさんの情報で
コショウボク 学名:Schinus molle
(英 Peruvian peppertree )と分かりました。
サンショウの葉に似ていると思ったら
やっぱりウルシ科サンショウモドキ属でした。
コショウと言っても胡椒とは全く関係のない植物
ドラセナかな?
ユッカ(キミガヨラン)の仲間にも見えますが
花は違う(*´Д`)
ちょっと珍しくランタナの植栽も
メキシコシティでは今新空港も出来てこれからどんな
展開になるのか正直予想がつきませんが
今までの空港もいくつか初見のものがありました。
保護生物のアホロートル(メキシコサンショウウオ)の絵
照明の映りが残念ですが
ペットボトルの蓋で表した画家フリーダ・カーロ
ストリートピアノも登場
そして空港通路内で結構なボリュームで囀っていたこちら。
ハイイロイカル、イエミソサザイなどが候補ですが。。
最初最近はやりの”癒し音楽”の一種かと
思ったんですが実物の鳥の声でした。
1羽でなく数羽いたようです。
最後のメキシコシティ空港のニュースはこれ↓
メキシコではトイレットペーパーを無駄に使うだけでなく
ペーパーを外して持っていく人もいるからでしょうか
ペーパーが少しずつだけ出てくるホルダー
次のロサンゼルス行きは普通に出発したものの
LAX空港ではかなりの事が変わっていて面食らう事に。
それはまた続き編で。
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アブラヤシのプランテーションは環境破壊の原因に
この間町中に植えられているアブラヤシの実を鳩やカラスが
食べているのを見て思い出した
アブラヤシのプランテーションへ行ってみました。
こちらはインドネシアの大規模プランテーションの例
油椰子は西アフリカが産地ですが1848年にインドネシアに
移入されてから東南アジアを中心に広く栽培されるようになり、
2015年には世界一の産油量に。
メキシコでもここを含む南部4州で生産されています。
ここは隣区へ続く道沿いにあるプランテーション
パーム油は食品、洗剤、医薬品に広く使われ
さらにバイオディーゼルに使う動きも盛んで
更なる生産量増大が見込まれている。
パーム油は年中生産が可能で同じ面積での生産量は大豆油の約10倍。
そのため生産コストが安く需要性も高いと言うわけです。
問題は大プランテーションを作るための森林破壊で
元の自然の森林に生息していた動植物は死に追いやられると言う事です。
更に森林火災を誘発する事から大気汚染を増長、労働者の健康被害や
先住民の生活への影響など様々な問題も出て来ている。
2004年にRSPOと言う国際的な組織が発足して
自然破壊の少ない”持続可能なパーム油生産”
をする農場の認証をする事になったそうです。
隣区のプランテーションは認定されていたのかどうかは分かりませんが
半分くらいの土地が水の処理場に変わりました。
敷地の後方に見えているのが油椰子のプランテーション
搾油の工場は見た事がないのでどこかへ運ばれて行くのでしょうが
今度買う時はRSPOのマークがあるかどうか見る事にします。
処理場の向こうに見えていますが
この日はカナトコ雲が発生していました。
積乱雲が伸びて行く時に行き場がなくなり水平に広がった雲
天気が変わる象徴とも言われていますがこの時は
どうと言う変化もなかったです。



美しいアティトラン湖から消えた水鳥 メキシコでも何種も
昨日の記事に載せた初見のオビハシカイツブリの事を調べていたら
いくつか”絶滅した”と言う記事があって他にアメリカ大陸全域に
居ると言う説明もありどうなっているのか調べてみました。
美しいグアテマラのカルデラ湖アティトラン湖
ここにだけ居たオビハシカイツブリの大きいサイズの
オオオビハシカイツブリ、Pato pucは
1994年に絶滅していました。
見た感じはオビハシカイツブリと似ていますが
体長は46~50㎝もあり、カイツブリは脚が後方に付いており
元々飛ぶのは苦手な鳥種ではありますがPato pucは全く飛ばなかったようです。
1886年に発見されて以来減少していたので絶滅危惧種に
指定され保護され、1960年に200羽まで回復したものの水質汚染、
1976年の地震で湖面積が縮小などの原因で1983年には
僅か30羽になり1994年には絶滅した事が分かりました。
この間見たオビハシカイツブリは同じ種の末裔みたいな鳥になりますね。
メキシコでも絶滅鳥種、絶滅危惧種は増えるばかりです。
時々登場するシマクマゲラ
祖先に当たる王族キツツキは1900年に絶滅しました。
体長は50㎝もある最大のキツツキでした。
カンムリカラカラにも種類がありますが
祖先鳥に当たるグアダルーペカラカラ
は1957年に姿を消しました。
最後の方に生き延びていた10数羽は研究対象やはく製として残すため?
多くは生物研究家によって捕獲されたと言いますから悲しい事実でもあります。
実はオビハシカイツブリを見た後少し先の直線道路でUターンしよう
としているとカラカラらしい鳥が上を飛んで行ったので
降りたらしい場所を見ていました。
1羽の後にもう1羽が続いて来て降りました。
しきりに周りを見ながら何か下にあるものに注目しています。
1羽が肉の破片みたいのをくわえて向こうへ飛んで行き
もう1羽も大きい塊を加えて向こうの木へ飛んで行きました。
ワニの頭のような物が見えますがここにワニは居るはずないし。。
数は少ないのでこちらのコロモ地区で見た2羽と思われます。
この辺では1羽の若鳥を連れているのを見た事がありますが
普通2羽の子を持つんでしょうか。(ネットより)
こちらはエボシクマゲラの雛たちと思われます。
もう絶滅してしまったものは生き返らないけど
せめて今居る鳥たちは生き延びて行って欲しいものです。
公の情報とくい違い 川はすでに氾濫しかけていた
昨日の午後回って来たSNSによるとタバスコ州を流れている川は12あり
(支流も含めて)その内3つが後数センチで溢れる状態とありました。
他3つが増水中、近くの川を含む残り6つは
1m~3mの余裕があり溢れる心配はない事になっていました。
約2週間前に行った時には確かにそんな感じでしたが
今も同じ状態とは信じられなくて見に行ってみました。
道路のこちら側は雨量が多い事による”冠水状態”
2年前はこの同じ木の幹全体が埋まる水量でしたからそれに比べたら
大した事はないですがやっぱり洪水になりかけている事に変わりはありません。
今日は嬉しい事にオオハシノスリの声も聞こえていましたが
コンクリート柱の上にいたのはクロコンドルでした。
夕方の上、黒い鳥が逆光。。
こちらさんです。↓
道路際だけ見ていればごく普通の秋の1日に見えるし
少し高いところはまだ冠水していなくて
牛たちが残っているところもありました。
採餌にちょうど良い浅瀬が出来ている所には
さっそく水鳥たちが集まって来ていました。
ダイサギ、コサギ、ヒメアカクロサギにサンショクサギ
広い場所なのにどこか1か所に集まるのは餌があるからでしょうが
どうやってそれを知るのか不思議です。
ふと見るとアカハシリュウキュウガモの小グループが
飛んで行くところでした。彼らは泳ぎも得意だけど
むしろ草の種類を好物とするようなので
この辺は水があり過ぎになるのかもしれませんね。
背の高い草の茎にはさっそくジャンボタニシの卵が産みつけられていました。
日本にも2種類のリンゴガイがいるそうですがこの辺のは
学名Pomacea flagellataと言うもので道理で卵の色が違いました。
産んでから12日ほどで孵化するらしく
どうやら右の卵は孵化が始まったもののようです。
さて川ですがSNSの情報とは違って
すでに氾濫しているところがありました。
木が数本並んだ向こうは川ですが境界を超えています。
こちらも木の向こうは川ですが陸にまで水が溢れて来ています。
SNSの情報の基準はひょっとして標高なのかどうか
これはすでに氾濫している状態ですよ。
数年前北海道に台風が訪れた時、川の近くに住んで居る姪が公の情報でなく
自分の目で見て高台にある実家に避難して来ましたが、かなり大事な事ですね。
公の情報は元にしている地点の事であり自分の家のある区域の
現状とは食い違う場合もあると言う事です。
我が家が数センチでも高いところにある事が良かったとつくづく感じました。
🏠🏠🏠
メキシコで三度同じ日付に地震 これは偶然?
メキシコでは1985年9月19日にM8.1の大地震があり、
そして再び2017年同じ日付の日に大地震があった事から
9月19日が”防災の日”のようになっています。
(2017年9月は地震が2回あり1度目は南部が震源の7日、
2度目は中北部が震源の19日でした)
大被害のあったメキシコシティではもちろん他の地域でも
この日に防災訓練をしているところが多いです。
実はこの南部でも2017年9月7日に大地震に見舞われた事から
今日職場で避難訓練をしたところでした。帰って来てふと
WhatsAppを見ると北部で地震があった事が分かりました。
”また同じ日に?”
*実際の震源地の地図ではありません。↑
震源地はミチョアカン州の海岸部でマグニチュード7.4と言う割には
被害が少なかったようで安心しましたが、それにしても避難訓練が
終わったばかりの人も多く”2回大地震があった日と同じ日”と
言う事でトラウマになる人も多く出そうです。
”これは偶然かそれとも理由のある事か”についての
UNAM(メキシコ国立大学)の地震科学部による回答。
メキシコはいつ何時地震が起こるかもしれない地域にあり
それなりの準備が必要と言う前置きの後今までの調査結果を発表しました。
1900年から2021年9月までに(121年間)M6以上の地震は312回。
最も良く起こっているのは12月で36回起こっている。
同じ日付では6月7日で7回の地震が起こっている。
最も大きい地震は2017年9月7日のM8.2だが
1911年9月16日にも起こっていたが”民主主義革命の最中”
にありはっきりした記録が残っていないと言う事です。
(日本でも1945年1月13日終戦の少し前に起こった愛知県「三河地震」
の記録がほとんど残っていないそうです。)
2017年9月7日のM8.2の地震と言うのが隣州オアハカで起こったもので
(↑地図下部の赤い円)この州にも影響が大きかったものです。
この辺はM5ぐらいだったようですが家全体が船のように揺れ
皆驚いて寝巻で外に出たのを思い出します。(夜中の12時前でした)
尚同じ日付に3回地震が起こる確率は1/133225、0.000751%
地震が起こる事と何某かの因縁があるかもしれないと言う事で
調査の手がかりにはして行くそうです。