ポインセチアの活け花?
メキシコではクリスマスが一大行事で11月末からツリーなどの飾り物、
イルミそしてクリスマスの花、ポインセチアが売られ始めます。
鉢植えポインセチアは庭に置き夕食会などの
テーブルに置くものは
造花のポインセチアを使うのが普通です。
キャンドルを使う事が多いのも造花を使う理由になっていそうだし
切り花には適さないと言うのもありそうです。
(ただし日本では切り花に出来る品種を栽培しているようです)
今日のニュースに出ていたのがメキシコシティのある博物館で
”ポインセチアを使った「活け花」”の展示をしていると言う事です。
活け花と言うと”切り花”を使うのが普通なので
疑問でしたが、どうやら”活け花の意味”を
メキシコのものを使って表すと言う作品?のようです。
(本当のところ全く分からん。。笑)
こちらは”活け花”で検索して出て来たものです。
博物館の展示ではありません。↑↓
生粋の日本人らしい人の説明もあったしメキシコ人で活け花を
学んだと思える人の説明もあったので
”メキシコ風活け花”と言えるものになりそうです。
さてこの展示がされているのは
Museo casa del risco リスコの家博物館
元々は個人の家で1958年にIsidro Fabelaと奥さんのJosefinaの
コレクションを博物館にして展示したのが始まり。
1963年にはウルトラバロックと呼ばれる
この噴水が作られました。
タラベラ焼きのタイルの他に螺鈿、中国の陶器などで埋められています。
🎄🎄🎄🎄🎄🎄
さて現実に戻ってこちらは5年前まで我が家のある通りの角に
来ていた植木屋さんの写真です。
他に公園前にも来ていたのに
今は町外れに来る1店のみ。
それもそのはず、メキシコの物価高インフレは
もう10年も続いており1鉢1000円以上するポインセチアを
買う人は少なくなったのです。
ポインセチアはこの時期だけで
まず次の年まで持つ事はないですからね。
3鉢くらい買っていた昔が懐かしいな。↑
🎄🎄🎄
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今更ながら引き立つオードリー・ヘプバーンのファッション
先週はハリケーンの影響で2日間仕事が休みになりました。
休みと言っても外は嵐なのでどこへも行けずYouTubeで映画を観る事に。
そう言えばあの有名なオードリー・ヘプバーンの映画は
”暗くなるまで待って”しか観た事がないので見る事にしました。
米の”最も偉大な女優50選”の3位に位置付けられているだけでなく
ファッションデザイナー、ジパンシーとの公私の友人であった事から
彼女のファッションを見てみようと思ったのです。
まずは映画音楽でテーマ音楽は知っていた「シャレード」
ロシア帽でしょうか?
コートやドレスの襟に注目です。
日本ではどうか分かりませんがメキシコでは5~6年前でしょうか
ヒョウ柄の洋服、スカーフ、靴、バッグなどが大流行しました。
この映画は1963年、案外リバイバルだったのかも。
何でもないスカーフが
銀製の布のように変わるんですね。
次はご存じ「ティファニーで朝食を」
後に有名になった”リトルブラックドレス”
ドレスはもちろんこの髪型と髪を色違いに染めているのが新鮮です。
メキシコでは10年前ぐらいから流行っていて”ラジートス”(線)と
言いますが日本語ではツートンヘアカラー?
大きい帽子にさらに大きい布飾り
背が高く細身のオードリーならではですね。
ちょっと遊び心のある帽子
全体のバランスで
少しも大袈裟に感じない所がすごい
この映画の人気で後にティファニービル内に
クロワッサンを食べる喫茶が出来たとか。
🥐☕
次は「マイフェアレディ」から
重くないのかななんて心配になる帽子ですが
舞台が多分17~18世紀?
実際淑女たちは凝った帽子を被っていたようです。
ボンネットの変形かな?
*「マイフェアレディ」って実はジュリーアンドリュース主演のもので
オードリー・ヘプバーンの映画がある事さえ知りませんでした。(;^ω^)
歌の部分はほとんどが吹き替えでオードリーは
相当気を悪くしたと言うエピソードがあるようです。
最後は「ローマの休日」
オードリー最初の主演映画で数々の賞を受け
一気に知名度を上げた作品らしいですが
ちょっと内容は物語過ぎる感じでしたが。
合計4本見た訳ですが良かったのは「007」シリーズを思わせる「シャレード」
と”お金に執着していた主人公が大事なものは何かに気付く
「ティファニーで朝食を」、「マイフェアレディ」どちらも良かったです。
どうしてオードリーの映画を観ていなかったのか考えてみると
私が映画を観出した時期が微妙にずれているんですね。
因みに私が最も美人女優と思っている人は。。
明日の記事で紹介します。
🎦🎦🎦
メキシコのアーバンアートの行く先
メキシコ州のイスタパラパは毎年のセマナサンタ(聖週間)の
「キリスト受難」を国内で最も古くから再現している町で
時期には脚光を浴びる町である。
しかしそれとは裏腹に貧困層の割合が高く、
町はうらびれ、犯罪件数の多い事で知られる町でもある。
対策として行政が始めたのがアーバンアート(グラフィティ)の普及である。
廃墟や味気ないコンクリートだけの壁を彩色する事で町を明るくし、
若者たちの目を文化的なものに向けさせようと言う訳である。
2018年にはコンクールも始められ、
実際犯罪件数が減るなどの効果が出て来ているらしい。
グラフィティーは1970年代ニューヨークで自分やグループの名前、主張を
スプレーやマーカーを使って通りの公共物への落書きとして始まった。
1980年代には前衛芸術として認められ、世界中に広まった。
メキシコにはそれより前の時期に民主主義革命下の「壁画運動」
の歴史があり、その影響も強く出ているようだ。
純アートに近いものとしていち早く
アーバンアートが広がったのがオアハカである。
絵を描く場所の許可が得られていない場合は器物損壊に
あたる犯罪行為になるが、
場所を自ら提供する人も多いようだ。
中にはグラフィティアーティストとして確固な位置を築いた若者もいる。
Irving Canoはその一人
美術館内で見る小さい絵画と違い、通りにありしかも大きいアーバンアート。
誰でもどこからでも見れる訳で影響力は大きい。
300年の植民地時代の後、独立して200年以上が経った今
新たに民族のルーツや文化、そして将来を考える
きっかけを作るものになっている事は確かなようです。
LEGOアート 三井淳平さんの作品が話題に
4月7日がLEGO創設者のオーレ・キアク・クリスチャンセンの誕生日
だったからか?この所ニュースの文化コーナーに色々紹介されていた。
最もお高いセットの一つ
ローマの「コロッセオ」
香港で作られたレコードギネスの「ブーケ」
レゴで作られたクリスマスツリー
レゴで再現したアート作品(セットもの?)
↑
説明はありませんが多分画家ムンクの「叫び」でしょう。
その中でも目を引いたのが日本人初のLEGO認定プロビルダー
三井淳平さんの作品だ。
↑
葛飾北斎の版画の再現ですね。
三井さんは物心付いたころからレゴで遊び
中学生時にはオリジナル作品に挑戦していたそうです。
詳しくはWikipedia三井淳平で
高校3年生時の文化祭で「ドラえもん」を披露
こちらでのレゴの流行りはもう10年前ぐらいになるでしょうか。
キューブやスピナーなど手先を使う(同時に頭も使う)遊びもありましたが
年々、ニンテンドーやXboxなどのゲームに集中の傾向です。
ある子供が持っていたコレクションの一部
名古屋にはレゴランドが出来たそうだし、
成田空港のレゴショップにはモザイクアートもあるそうです。
(最近は羽田空港直行便を使っているので見てません。(/ω\))
再びの流行になれば良いですね。
ボタニカルアート再び
昨日TVで紹介されていた元税理士のKさん。いつごろからか
植物に興味を持ち出しそれを色の糸で表現する
ボタニカル刺繍の世界に魅了された。
そして今は作家としても講師としても活躍している。
ボタニカルアートとは?
古代エジプトや中国などでは薬草を見分けるために図譜が作られました。
それが植物画の始まりで、その後大航海時代になりヨーロッパ諸国が
世界各地を探検するようになってからはさらに珍しい植物を探して奥地へ
入って行きました。まだ写真のない時代で植物学者と画家がペアになり
植物学的にも正しく描かれた絵が本国へ送られました。送られて来た絵が
素晴らしかったためイギリスやフランスでは19世紀に大流行しました。
「ボタニカルアート」には実物大に描く、背景を入れないなどの
約束事がありましたが、現在は「植物がテーマの」と言う風に
意味が広がり様々な素材を使ったものが作られています。
その一つが「ボタニカル刺繍」と言うわけです。
思えば私がメキシコへ来た頃ボタニカルアート云々と言う事とは
また違うと思うのですが、特に台所やダイニングテーブル周りに
ボタニカルチックなものを飾るのが流行りでした。
例えばこの飾り皿
ガラスにくっ付ける事ができる樹脂を使ったもの
こちら初公開(笑)
メキシコの調味料、ハーブを覚えたいのもあって
友人が持っていた雑誌に載っていた
ボタニカルイラストをコピーしたものです。
1mx50cm
コピーと言っても自作の水彩画です。
こちらもボタニカルアート的水彩画
今ボタニカルアートがまた人々の関心の的になって来ているのは
自然志向が強くなって来た事の影響があるようです。
”もう飾るものは要らない”とは私より年上のある友人の言葉
ですが、私もそう思うようになって来ました。
別に「ミニマリズム」をしようと言う事ではないですが
身の回りがすっきり、シンプルな方が落ち着くようになったのです。
と言う訳でボタニカルアートに親しむにも絵や飾るものでなく
何か実用的なもの。さて何があるかな?


