日本で最も持て囃されたと言う「世界一美しい少年」
私は日本の事を知るために毎日ネットニュースを見ますが、
1か月ほど前賑わっていたのがジャニー○○の事です。
日本に居た頃から私は全くテレビ派でなくて
芸能人の名前と顔くらいは知っているものの
スキャンダルには全く興味がありませんでした。
でも”性被害”と分かって腰を上げて色々調べる事に。
J社とタレントの事は後で書くとして
こちらでの事例も調べている内に出て来たのが
映画の「ベニスに死す」
「世界一美しい少年」と言われた
ビョルン・アンデルセン
仕事もうまく行かなくて休暇にやって来た海辺で美しい少年に
出会い、生きる活力が蘇って来た初老の音楽家。
想いは募るばかりだったが町で流行っていたペスト?に
罹り音楽家は死んでしまう。
*グスタフ・マーラーがモデルと言われる
トーマスマンの小説を元にしている。
この映画は昔TVで観た記憶がありますが
よく思い出せないのでYouTubeでまた観てみました。
驚いた事に彼はこの映画に出た事がきっかけで
ホモセクシュアルの男性の性的搾取の対象にされてしまい
散々な人生を送る事になったと言うのです。
そして60歳を過ぎた昨今その人生が
「世界一の美少年」と言う映画にまとめられました。
この映画(2019年)もYouTubeで観ました。
ヴィスコンティ監督はバイセクシュアルで映画に出演したアランドロンや
マストロヤンニなどの美青年俳優も愛人としてきたようだが?
アンドレセンもまたその一人であった。(14歳で!)
面白い事にカンヌ映画祭でアンドレセンの美しさは認められたものの
日本で最も持て囃されたそうです。
1970年と言えば日本では”耽美主義”が台頭して来ていた
と言うのも十分理由になったようです。
映画の説明が長くなりましたが
ちょうどこの頃問題の”ジャニーズ”の登場なんですね。
ジャニー○○さんは歌って踊れるアメリカのミュージカルの
演出を夢見てジャニーズを作ったようですが選ぶ子は美男子である
他に性的対象になり得る子(好きになれる)と限っていたようです。
中でもあおい輝彦さんは後にソロでも歌っていましたね。
後ろに西郷輝彦?左の方に山口百恵、森進一など懐かしいメンバーが↑
初代ジャニーズも実は性被害を告発していましたが(西郷さんのお母さん)
後々の事を考えて性被害の事は証言しない事にし
給料面(2年間ただ働き!)だけ改善されたようです。
次のグループがフォーリーブス
私はTVをあまり見なかったためよく覚えていないのか
グループサウンズやフォークソングが好きだったからか
彼らはすごく幼稚に見えてよく見る事はありませんでした。
20数年後に再結成後の(50過ぎのオジサン(*ノωノ)
ショーの動画で青山孝史さんは美声で歌が上手なのに驚きました。
この後のタレントさんのも見てみましたがどうやら
見た目の顔とスタイルだけで選ばれたのではと言う感が。。
北公次さんが暴露本を出されていて
他のメンバーは告白はないですがたぶん???
去年BBCの放送があり、国連が調査に入った事で次々と
告発者が続き今は800人を超しているそうです。
実は私自身、幼稚園児の年齢の時に被害に遭いかけた事があります。
遭いかけた(未遂)だけでもすごく嫌な恐ろしい事で
何故か鮮明に覚えているので被害者の方たちの
フラッシュバックとかトラウマとかよく分かります。
幼児でなく例え同意出来るもう少し上の年齢でも
未成年に手を出す事は「犯罪」に他なりません。
因みにこちらでは教会の神父による主に男児への性被害があります。
メキシコでは1941年から分かっているだけで27人の加害者がいます。
最初ヨーロッパの方で問題が明るみに出たようですが(20年前くらい?)
その時は聖域の事で警察も立ち入れないと言う事でした。
処罰にかけられるようになったのはここ数年前からの事です。
グアテマラでは1人の児童に性加害を行った神父に
16年の入獄が付されたそうです。
アルゼンチンでは42年監獄入りの神父も出ています。
ジャニー○○は50年間に渡り次々と児童や少年を餌食に。。
罪は罰されるべきです。
そうそう、安部元総理の事件の時がそうでしたが
TVニュースやマスコミの記事は得てして忖度が多くて
嘘もあり真実を語っていないのでここは
私たち視聴者、読者が”奥を裏を見る”事が大事ですね。
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オースティン・バトラーの迫る演技が魅力 映画「エルヴィス」
ロス⇔羽田の飛行は長いのでいつも座席前にある画面を利用します。
初めゲームをしようとしたらもう3年前のとは打って変わっていて
面白いのなくなっていたので映画を見る事にしました。
その中にあったのが「エルヴィス」
私はファンでも何でもないですが今年1月に一人娘のリサ・マリーさんが
亡くなったのを知っていたので何となく興味がわいたわけでした。
エルヴィス・プレスリーの人生を描いた映画はたくさんあり
私はどれかTVで見ましたが題名も忘れているほどで
それだけそれほど良いものではなかったと言えそうです。
マネージャーだったコロネルトム・パーカー役のトムハンクスと
エルヴィス役のオースティン・バトラー↑
しかしこの映画は見る見るうちに引き込まれてしまいました。
それは配役にもよったようです。
かなり細めの顔立ちですが目付きや
唇の感じがよく似ているオースティン・バトラー
主役に選抜されてから彼は2年ぐらい歌だけでなく動作や
エルヴィスの音楽に対する精神的なものを研究し、
映画中全て彼が歌い踊ったと言うからすごいです。
これはホンモノ↑
この映画の良いところはエルヴィスの音楽がどのようにして生まれ
どのように広まって行ったかに焦点を当てているところで、
住んでいた地域の教会で歌われていたゴスペル
が元だったとは私も初めて知る事でした。
(映画中にゴスペルや当時の(もちろんリカバリー版)
リズム&ブルースの歌なども出て来ます。)
さらに反戦や黒人差別の象徴としてJFケネディやキング牧師の
暗殺などがあった年代に生きそれを矛盾と感じる
若者の一人としての人生も含まれています。
エルヴィスが若くして死んだ理由は睡眠薬などの処方薬の誤用による
不整脈と言われていますがこの映画にも出て来るように
マネージャーなどが勧めたドラッグ使用もありそうだし、
死亡当時の情報でよく覚えているんですが”ドーナツの食べ過ぎ”
(精神不安による過食症)なども関係していそうです。
特別な興味は持っていなかったエルヴィスでしたが
今更「時の人」と感じさせた映画でした。
🎥🎥🎥
そうそう名優トムハンクスを起用して悪徳マネージャーのために健康も財産も
失い始め若死にしたと言う事を強調したかったのかもしれませんが
オースティン・バトラーの演技が素晴らしくてその陰になってしまったようです。
尚受賞はなりませんでしたが2023年アカデミー賞の
作品賞、主演男優賞、撮影賞、編集賞、美術賞、衣装デザイン賞、
メイクアップ&ヘアスタイリング賞、音響賞の8部門にノミネートされました。
監督のバズ・ラーマン制作の映画と言えば「ムーランルージュ」があり
やはり多くの部門でノミネート、衣装デザイン、美術賞で受賞しています。
ストーリーはもちろん”見て聴いて楽しめる”映画を作るようで
次の制作に注目の監督のようです。
知的障害者テーマの映画 「レインマン」か「フォレストガンプ」か
先日TVの映画のチャンネルをかけて置いたら若き日の
レオナルドディカプリオとジョン・デップの出ている
映画があって珍しく最後まで観ました。
「ギルバート・グレイプ」
父親が若くして自殺した事で母親は肥満症に陥り
全く外出もしなくなり家族と知能障害の弟の面倒を
一気にしなければならなくなった若きギルバートの物語。
内容よりもジョン・デップを初めて見たのは
「パイレーツ・オブ・カリビアン」で次に「シザーハンズ」を見て
そのギャップがすごくて注目している俳優だったからです。
(レオナルドディカプリオの方は「アビエーター」とか「タイタニック」
も見ましたがあまり興味はない俳優です。🙇)
パイレーツの扮装をしなければ中々のハンサム度
俳優の前はミュージシャンだったと言いますから驚きです。
それはともかく知能障害者をテーマにした映画は色々ありますが
記憶に残ると言えば「レインマン」でしょうか。
ダスティン・ホフマンとトム・クルーズ出演
父親が亡くなり遺産欲しさから
施設にいる知能障害の兄を訪ねる事になった。
最後は遺産はどうあれ
音信不通だった兄との愛情が芽生えると言う”物の価値”に迫る話。
2人の名優採用もありでもちろんアカデミー賞受賞
もうひとつはトムハンクスの「フォレストガンプ」
走る事が得意で運動能力に優れている事から
スポーツで認められそれほど知的障害のハンディキャップを
感じないで済んだフォレスト
最後は恋人は亡くなったけれど幼い息子が手元に残って
これからの希望ある人生が見えて来たフォレスト
やはりアカデミー賞受賞の映画。
知的障害者は小学校時代から身近に見ているからか
やはり映画中の人物はどんな名優が演じていようと
映画の中での事と思わざるを得ませんが
知的障害者がいてこそ所謂普通の能力を持つ者が考えなくては
ならない事が分かるような気がします。
現実的には映画のようには行かないわけですが
ブレイクでちょっと立ち止まって考える必要は大いにありですね。
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