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失われた都市 シウダッ・ペルディーダ


(今日は号外編です)
失われた都市と言うと「アトランティス」を思い浮かべる人も多いでしょう。
「アトランティス」とは古代ギリシアのプラトンが書いた本の中の
想像の都市ですが、イギリス北方にあるドッガーランドは
「アトランティス」そのものかどうかは別にして都市があったらしい
と言う形跡の証拠になるものが色々出て来ているそうです。


ただそこの場合は地理的な条件(氷河の融解)によるもので
メキシコ~中南米にはスペインの植民地化により
失われた都市がいくつもあります。

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南米インカのマチュピチュは最も有名なものですが
やっと20世紀後半1976年に発掘が始められたものもあります。
コロンビアの”タイロナ”遺跡です。

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標高1200mの密林に石敷きの道が続き
多くのテラス(元は家や宮殿、神殿があった)の集落が点在する。

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円形の石組の上に建てられていた民家の再現。
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タイロナ国家は滅びたものの近隣の部族に混じって
生き延びている末裔もいるそうです。

尚”ナショナルジオグラフィック”の番組によると最近のコンピューター
技術により写真から密林の中にある未知の道やテラスが
見つけ出せるようになりさらなる発掘をして行くそうです。




さて南米からひとっ飛びでメキシコシティへ

こちらは想像図になりますが今のメキシコシティの場所には
スペイン人が上陸して来た頃ティノティトラン王国がありました。
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湖の中に作られた都市。水路を張り巡らし、上水道と下水道が配備された
近代的な作りにスペイン人は驚いたと言います。


この大都市が崩壊した理由には諸説あり
スペイン人との争いで命を落とした、疫病、経済的破綻。。
またそれらが重なったなどがあります。
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今も残るティノティトラン王国の遺跡↑↓

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ティノティトランの衰退に伴って湖を埋め立て
そこに出来たのがメキシコシティと言う事です。
このためメキシコシティでは地盤沈下が見られ地震による
被害も大きくなっているのではと言う見解も見られます。


今残っているものから繁栄していた当時の都市を思い浮かべるのは
何か特別な感覚を覚えますね。




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